転職や再就職をするにあたり、転職回数の多さというのはとても気になるところではないでしょうか。
転職回数が多ければ多いほど求職者のボロが出やすくなり、採用者側のチェックが厳しくなるためです。
転職回数が多いと、採用者側に「簡単に仕事を辞めてしまう人」というイメージや、「採用しても勤務を継続できるのか？」「トラブルを起こしやすいのでは？」「仕事そのものに責任感や意欲がないのでは？」といったマイナスの疑問を与えてしまいやすくなります。
転職回数の多い求職者は、まずこの不利な立ち位置からのスタートであることを認識し、転職や再就職への準備をしっかりとするべきでしょう。
もちろん回数の多さの基準というのは、業界や職種、対象年齢などで大きく異なるので一概には言えません。
そのうえ回数が多くてもそれをカバーできるだけの経験や資格、さらには何らかの合理的理由があれば採用担当者を納得させ、メリットとして受け取られ採用へ繋がることもあります。
ここでの合理的理由とは転職の理由であり、勤続意志の固さと考えていいでしょう。
なぜなら、採用者側がまずいちばん知りたいことは転職を繰り返すことの原因や根拠であり、そして採用後に仕事を継続してもらえることの保証だからです。
求職者側から見れば、転職や退職の合理的理由と、採用後の仕事への勤続意志をしっかりアピールできることが重要ということになります。
この際に転職の回数について言い訳をしたり、前職についての悪口などは絶対にNGであることは言うまでもありません。